人生、七転八起  ~仕事を辞め、田舎へ移住。スノボをメインに人生リスタート!~

40歳で脱サラ、長野へ移住しスノボ中心の生活を再スタート。スノボに関して思う所を日々呟いています。

「漢」を感じる長編歴史小説、北方謙三「水滸伝」

f:id:GORYU:20191128104812j:image

 

 

 

SNSでの誹謗中傷やいじめが毎日のように報道される中、こんな時だからこそ読んで欲しい小説があります。

 

北方権三「水滸伝」シリーズです

 

 北方権三好きはもちろんの事、歴史小説、長編大作、ハードボイルド系が好きな人にはお薦めの小説です。

 

熱い「漢」が100人程登場し、その誰もが熱く、信念をもって生き様を見せてくれます。

 

 

男があこがれる「漢」達で、理想とする「漢」像、男としてこう生きたいと思わせてくれる物語です。

 

 

この小説を読んでいると、SNSでの誹謗中傷や悪口が人としていかにダサく、恥ずかしい事だという事に気付かされます。

 

 

人生に迷っている、悩んでいる、時間を持て余しているといった人は是非とも読んでみてもらいたいと思います。

 

 

全部で50巻以上あるので、一通り読むだけでもかなりの時間はかかりますが、シリーズで話は完結するので、入りやすいと思います。

 

 

「水滸伝」・「楊令伝」・「岳飛伝」で三部作完結となりましたが、それに続く新たな物語として、「チンギス紀」が刊行されています。

 

  1. 水滸伝 2000年ー2005年 全19巻
  2. 楊令伝 2007年ー2010年 全15巻
  3. 岳飛伝 2012年ー2016年 全17巻 シリーズ三部作
  4. チンギス記 2018年~ 8巻 シリーズ三部作からの続き

 

 

著者の北方権三との出会いは20年以上前、思春期時代に読んでいた「ホットドッグ・プレス」という雑誌でした。

 

その中に「試みの地平線」という人生相談のコーナーがあり、若者が悩みを相談すると、解決策として「ソープに行け」、「女を抱け」みたいな過激な回答が印象的で、北方謙三という名前を強烈に覚えていました。

 

社会人となり、歴史小説をよく読むようになり、本屋で「水滸伝」を見かけ何気なく手に取り作者を見ると、あの「北方謙三」でした。

 

こんな形で北方謙三と運命的な再開をすることになり、「水滸伝」を読んでみると、一気にハマりました。

  

www.7down-8stand.com

 

www.7down-8stand.com

 

「水滸伝」は、12世紀初頭の北宋末期の中国で政治が腐敗し、「宋江]、「晁蓋」

立ち上がり、仲間を集め梁山泊を結成し、宋に立ち向かっていくという内容です。

 

「水滸伝」だけで19巻、「楊令伝」15巻、「岳飛伝」17巻、シリーズで51巻もあるので、登場人物も100人を超え、最初は名前が次々に出てきて内容を把握するのに苦労します。

 

宋を倒すため、仲間を増やし、資金を調達し、組織が広がっていく感じが、マンガのワンピースに似た感覚でもあり、次の展開が待ち遠しくなります。

 

登場人物の一人一人のキャラクターが濃く、宋を倒すため犠牲となり、戦いの中で次々に死んでいくのですが、その都度泣いてしまうぐらい感情移入していまいます。

 

勧善懲悪の内容ではなく、倒すべき宋の軍人も国を守る側としてのそれぞれの正義があり、腐った国を守る葛藤や、梁山泊に対しての感情、尊敬もあり、様々な思いが複雑に絡み合っています。

 

「水滸伝」の中では、宋を倒す事ができず、梁山泊は壊滅させられるのですが、時代は流れ、死んだ英雄の子供たちに思いが受け継がれていきます。

 

 

 

 

その受け継がれた英雄が「楊令」で、「楊令伝」に繋がっていきます。

 

「楊令伝」ではその子供たち世代が活躍し、「水滸伝」時代の生き残りの英雄とともに、宋、官軍を撃破していき、ついに「童貫」を倒すのですが、「楊令」も非業の死を遂げてしまいます。

 

 

 

 

 

北宋は壊滅し、宰相の「秦檜」により南宋が建国され、更に北の方では「兀朮」 の下で南への版図拡大を図る金との闘いも始まり2つの国に挟まれる中、「楊令」の遺志を継いだ下の世代が敵であった「童貫」の元で育てられた「岳飛」と手を組み、南宋の「秦檜」を倒し、新たな国を作っていく物語が「岳飛伝」で描かれています。

 

 

 

 

 

その後、「水滸伝」から生き残った伝説の英雄 「史進」は「岳飛伝」のラストで、旅に出て終わりを迎え、チンギス記への伏線となっています。

 

 

 

「水滸伝」三部作で完結だと思っていた所、現在も刊行されている「チンギス記」がスタートし、「水滸伝」に登場した人物も徐々に明らかになってきます。

 

 

 

 

 

 

 

水滸伝三部作は51巻の超大作ですが、既に3度読み終えました。

 

 

 

1度読んだだけでは、全てを理解するのは難しいので、2度、3度読む事で、あの時のシーンがここに繋がっているのかなど、より深く物語を理解することができました。

 

 

漢とはこうあるべき、男からみてあこがれる漢の生き様を読むことができる、「水滸伝シリーズ」、最高にオススメです!