海外は10カ国一人旅してきましたが、その中で一番おススメな街がイタリア・ローマ。
街中の至る所に数千年前の古代遺跡があり、古代ローマの歴史を身近に感じることができ、本場のパスタやピザが安くて美味い。
過去の旅行の中でも断トツに面白かった街で、必ずもう一度訪問したいと思っている街でもあります。
2023年 タイ・バンコク一人旅 ↓
9年前、ローマへ一人旅に行きました。
街歩きしながら興味が湧いた所へ観光に行く・予定は立てない派なのですが、今回は前もって行きたい場所をピックアップし、スケジュールを組みました。
- コロッセオ
- サンピエトロ寺院
- バチカン博物館
アリタリア航空、パリ経由でローマまでは約15時間。
飛行時間が長く、移動だけでへとへとになってしまいます。空港でタクシーを待っている日本人女性がいたので話しかけた所、ローマ市内へ行くというので相乗りさせてもらいました。
テルミニ駅近くのホテルへチェックイン。
「ホテル ピエモンテ(Hotel Piemonte)」
駅近くで立地は問題ないのですが、部屋は狭く、シャワーがぬるい為、体が温まらず・・・
朝食はパンとサラミ、チーズ、ハム程度、野菜類は全くなし、という値段相応のホテルです。
空港に到着したのが20時過ぎ、そこから市内へ移動しホテルへチェックインできたのが10時過ぎ、急いでホテルを出て、営業している店を探します。
観光客はおらず、現地の人が利用するような何気ない大衆食堂に入り、ピザとワインを注文。
マルゲリータは薄いクリスピーな生地にたっぷりのバージンオイル、シンプルな味付けですが美味い。
こんな普通の食堂でもこのレベルのピザ、本場は違う?期待が高まりつつ、ホテルへ。
翌朝ホテルで朝食を取り、市内を探索。
ローマの空気感を肌で感じる為、気のおもむくままカメラを持って街歩きにでかけました。
街中にはローマ時代?城壁の一部がいたる所に残っており、古代の遺跡がたくさんあり、街歩きしているだけでも楽しめました。
今でも現役で使われていたり、電車が通っていたり、現代と古代が融合している感じが上手く共存しており、イメージしていたヨーロッパ像と重なりました。
3日目、目的の一つであるコロッセオへ行くため、地下鉄で移動します。
海外の地下鉄を利用する時はドキドキしますが、意外と簡単で迷うことも無く目的地へ到着。
地下鉄をおり、階段を上って地上に出ると、目の前にコロッセオがドーンと現れ、圧倒的な迫力に感動・・・
・コロッセオ
あのあこがれ続けたコロッセオが目の前に、ようやく来ることができシャッターを押しまくり・・・
中に入ると、かなりの部分が当時のまま残っていました。
地下には猛獣がいて、運搬用のリフトでアリーナに上がる装置が1900年前に作られていたそうです。
1900年前に、ここで映画「グラディエーター」のような殺し合いが実際に行われていたと思うと映画の中の出来事ではなく、現実に起きていた事なんだと実感。
何時間でも飽きる事無く見ていられます。
コロッセオの周辺には、「フォロロマーノ」があります。
「フォロロマーノ」は古代の遺跡がたくさん残っており、コロッセオとの共通券もあるので、必ず見ておいた方がいいと思います。
「コロッセオ」、「フォロロマーノ」の事を詳しく知りたい人はこちらの本がオススメです。ローマの歴史から、フォロロマーノができたか経緯等が詳細に描かれています。
古代ローマの遺跡が現代の街中にこれだけの状態で残っており、かつ共存している事が素晴らしく、古代文明の凄さが実感できました。
古代ローマの建国は紀元前753年、今から2700年前。そのころの日本はまだ弥生時代、文字も文化も無い時代。
これだけの文明の差がありながら、今では日本の方が先進的な企業を生み出しており、3000年の時間をかけて進化してきた所も興味深い所です。
コロッセオや古代遺跡が目的の一つである人は必ず、丸1日は日程を確保した方がいいと思います。
ツアーでサラっと見て周るだけじゃもったいない・・・
コロッセオの余韻が忘れられず、結局次の日の夜もコロッセオへ行き、近くのCAFEでライトアップされたコロッセオを眺めながら、ワインを楽しみました。
ローマは町全体が遺跡というか、大きな遺跡の中で現代の人々が生活している様な感じがしました。
有名な見所はもちろんの事、街中の何気ない日常の風景を歩いて感じるだけでも十分楽しめると思います。
ピザやパスタもどこの店で食べても外れが少なく、ワイン、ビールも充実している。
歴史好き、古代遺跡に興味がある男性は多いと思いますが、ローマは男の一人旅(彼女と行くと恐らく興味が湧かず長時間観光は難しいと思われる為)に最適で楽しめる街だと実感しました。
今は海外に行く事は難しい状況ですが、次の旅先候補として「ローマ」いかがでしょうか?間違いなく楽しめる街だと思います。