コロナ禍の影響で2020年4月12日でシーズンが終わってしまった白馬村のスキー場
来シーズンまで後5カ月となりコロナ禍が収束しない中、来季のスキー場は営業できるのか?元スキー場社員としての考察も含め、今シーズンの雪山画像で振り返りたいと思います。
今シーズンは本当に雪が少なく、新雪が積もっても20cm程度。そんなプチパウダーでしたが、この時期にぴったりな涼しげな画像をまとめてみました。
エイブル白馬五竜スキー場
新雪が積もるとゲレンデの真ん中だけ圧雪が入り、左右は残してくれるので、パウダーが楽しめるアルプスゲレンデ。
放射冷却で冷えて固まった時は、エッジが噛みカービングも楽しめるコースです。
ゲレンデから間近に五竜岳が綺麗に見えます。
今シーズンの小雪の中、1月から3月まで毎日ナイター営業していたことも凄い!
今シーズンイチのディープパウダーとなった3月18日。新雪40cmオーバー、最高のパウダーDAY!
五竜はパウダー競争率が高いので、数本で荒れ放題となりますが・・・
白馬コルチナスキー場
パウダーが積もっているOPEN前の板平コース。9:00に動き出す第4ペアリフトに乗り、ファーストトラックを狙いますが、リフトは既に長蛇の列が・・・
コルチナ名物のツリーランも、今シーズは雪が少なく2月後半ぐらいからようやく滑れる状態に。
板平尾根コースは意外に空いててお気に入りのコースの一つ。稗田山に集中している間にこちらに来るとパウダーが残ってます。
稗田山コース。3月に入りプチパウダーとなりましたが、気温が高くすぐに雪が悪くなり、強烈なブレーキがかかります。
雪不足により3月上旬に営業終了、その後の降雪により急遽再オープン、数日後雨で雪解けが激しく、営業終了となったコルチナスキー場。
スキー場をクローズしてまたオープンする等、聞いたことが無いですが今シーズンは本当に残念なシーズンでした。
来季こそは本来のスペックで楽しみたいところです。
白馬岩岳スキー場
VIEW Cコースも降雪時には真ん中だけに圧雪が入り、左右はパウダーを楽しめます。
サウスゲレンデも最小限の圧雪でパウダーを残してくれているので、広い範囲でパウダーが楽しめます。
平日は人が少ないので、午前中いっぱいパウダーを楽しめる日も多かったです。
降雪が無い日は全面圧雪が入るので、カービングも楽しめます。
雪不足により今シーズン一度も滑る事がなかったVIEW A。
小雪の昨シーズンでさえも何度も滑っていたコース、谷の地形となっており、起伏に富んでいてパウダーを味わえる斜面です。
パークがあるノースゲレンデ。上部のパークエリアを抜け、リフト線下あたりはパウダーが楽しめます。
ゴンドラを降りて歩いて5分、1年中営業している大人気のマウンテンハーバー。
晴れた日はここから北アルプスが間近に見え、絶景が広がります。
中央には空中にせり出している通路があり、写真映えするポイントです。
冬でもこのカフェを目的に来ている一般のお客さんもたくさんいますが、この景色を見ると理解できます。
個人的には白馬村のスキー場で一番好きな景色です。
「杓子岳」、「白馬岳」
岩岳スキー場は勝手にホームゲレンデにしており、一番好きなスキー場です。
パウダーが滑れて、カービングも楽しめる。起伏に富んだコースでフリーランも面白い。
晴れた日は北アルプスの絶景を楽しめ、満足度の高いスキー場です。
今シーズンは雪不足で、下部コースは全滅状態。下山コースが開いたのは数日しか無かった為、ほぼゴンドラでの下山となりました。
本当に楽しめていいスキー場なので来季は思う存分楽しみたいと思います。
今回のコロナ禍で来シーズンのスキー場営業がどうなるかを予想してみました。
スキー場が営業できないという最悪の事態も考えられる状況なので、今まで通りに楽しむことは難しくなるかもしれません。
- ゴンドラ、リフト、レストランは人数制限、待ち時間が大幅に増える
- スキー場自体の入場制限
- 直接身に付けるウェア、ヘルメットは感染確率が高い為、レンタル業務は中止
- 外国人、インバウンドが見込めず営業収益の落ち込み
- バスツアー、スキー教室、修学旅行が減ることでの営業収益の落ち込み
- 第二波、第三波が来たら、シーズン途中での営業終了
- 寮に住み込みのアルバイトが感染、全員待機、人手不足となり営業停止
- スキー場利用客の減少に伴いホテル、民宿、飲食店への影響
最悪の場合を考えた時に、これぐらいの事は起こりえる可能性があると思います。
雪が降り、スキー場がOPENする。
今まで当たり前だったことが通じなくなり、制限ありきで滑るしかないのかもしれません。