スノボ歴20年、パウダーの楽しさにハマり会社を退職、長野へ移住してしまった筆者がよく利用する、よく滑っていたパウダーが楽しめるスキー場を紹介していきたいと思います。
今回は長野県白馬エリアにある、白馬コルチナスキー場を紹介します。
長野県白馬村周辺には10のスキー場があり、ハクババレーとしてブランド化していますが、その中でも最北端に位置する小谷村にあります。
白馬村から車で30分、隣の大町市からだと60分くらいの距離です。
白馬コルチナスキー場
長野県 白馬コルチナスキー場|天然雪100%パウダースノーが人気
営業期間:2021年12月18日(土)ー4月3日(日)
リフト券:大人 ¥4,200
小人 ¥2,600
コースマップ
パウダー&非圧雪が楽しめるお薦めポイント
- ゲレンデ内自己責任エリアの大部分が非圧雪
- パウダー積雪量が豊富
- ツリーランも楽しめる
初心者用の池の田ゲレンデ、林間コース以外はほぼ非圧雪となり、パウダーを楽しむ事ができます。
日本海側に近く降雪量が多い事から、深い新雪を楽しむ事ができます。
林間コースから林の中へ入れば、広大なツリーランエリアが拡がっており、1日では全てを滑る事が難しいぐらい、思う存分パウダーを食い尽くすことができます。
とにかくパウダーを滑る事に特化したスキー場なので、自己責任でほとんどの部分を滑る事ができます。
その為新雪が積もった日の朝一は、パウダー狙いのお客さんが大勢集まるので、リフト待ちが発生します。
上まではクワッドリフト、ペアリフトの2本乗り継ぐ必要がありますが、クワッドリフトは8:30、ペアリフトが9:00に動き出します。
その為、リフト営業時間に30分の時間差がある為、クワッドを降りても更に列に並ぶことになるので、その間に池の田ゲレンデを1本滑るのもオススメです。
昨シーズン行列に並んだ時間を計測したら10分程度だったので(並んでいる間に先頭集団は滑り終えてきますが・・・)、出遅れた場合でも安心してパウダーを滑る事はできます。
お薦めコース
- 稗田山コース 2
- 稗田山コース 3
- 板平コース
稗田山コース 2
リフト2本を乗り継いで林間コースを進み、ゲレンデトップから滑り降ります。
全長約600m、平均斜度36度、滑り出しはそれほど急ではありませんが、コース中腹くらいから一気に斜度が急になり(最大斜度42度)スピードを出しながらパウダーを楽しむ事ができます。
上から見下ろしても、コースの下部が見えません・・・
圧雪が入らない為、コース内はガタガタのまま固くなっています。
その為、降雪量が20cmぐらいの少ない時には、板が底辺りしてしまいかなり難しいコースになってしまう事も多いので注意が必要です。
また、このコースは滑り終えると最初のクワッドリフトまで戻る事になり、上に行く為にはまた2本のリフトに乗らなくてはなりません。
その間に他のコースのパウダーが喰われてしまう為(ツリーランは大部分残っていますが・・・)、最高の1本を味わいたい人には特にお薦めです。
稗田山コース 3
稗田山コース2を通り越して林間コースを進むと、稗田山コース3に到着します。
こちらも稗田山コース2と似たような急斜面と距離感なので、かっ飛ばしてパウダーを滑りたい人にはオススメのコースです。
朝一、1本目で稗田山コース2に人が殺到している場合には、通り過ごしこちらを滑る事も多いです。
板平コース
稗田山林間コースを進み板平山頂から滑り込みます。
全長約600m、平均斜度26度、稗田山コースと比べると斜度が緩いので急斜面は怖いなという方にはこちらがお薦めです。
このコースのメリットは、ペアリフト乗り場へ滑り降りる形になる為、クワッドリフトに乗る必要が無く、そのまま上で回すことができます。
その為、斜度は緩くて刺激が足りないデメリットはありますが、稗田山コース方面に行った人より数多くパウダーを滑る事ができます。
また、ゲレンデ中腹あたりにスノーナビのカメラマンが待ち構えている事が多いので、大きなスプレーをあげて写真映えするターンを決めると掲載されるチャンスが高く?なります。
(筆者も過去2回掲載していただきました)
3つのお薦めコースを挙げさせていただきましたが、コースマップ右側エリアのスネークコースなどは朝一は比較的空いており、パウダー競争率も低いのでお薦めです。
人が少なく、広いバーンにパウダーも残っている時が多く、滑走距離も長いので個人的には好きなコースの一つです。
朝一で各コースのパウダーを食い尽くした後は、林道から林の中へ滑り込めばツリーランが楽しめます。
基本的にはコース真ん中の池の田コースに合流する形になっていますが、コースマップを把握できていない最初の内は、今どの辺りを滑っているのかをイメージしながら少しずつ高度を下げるように滑る必要があります。
ツリーランに集中して高度を下げすぎるとゲレンデ内に戻れなくなる可能性もあるので注意が必要です。
また、ツリーランエリアには木と木の間隔が狭い所、林道に落ちてしまうような崖、積雪量が足りていない個所など危険な所も多く、更にスピードに乗って一気に滑り降りてくる(外国人に多い)人も多いので、常に上を確認しながら滑り出す事も重要です。
まとめ
白馬コルチナスキー場は、パウダーが積もると超絶楽しいスキー場ですが、その逆で雪が降らないとあまり楽しめない(個人的に)というスキー場です。
修学旅行の学生さんも初心者コースでたくさん滑っているので、初心者の方は綺麗なホテルに宿泊して滑るという一般的な楽しみ方もできると思います。
しかしながらこのスキー場はパウダーを滑ってこそ本当の価値が味わえるスキー場なので、天気図をにらめつつ雪が降りそうな時を狙ってパウダーを楽しんでいただきたいと思います。