2月に予定しているバックカントリーに向けて、トレーニングがてら現在は営業していない「ヤナバスキー場」へバックカントリーに行ってきました。
一応山へ登るので、フル装備(ビーコン、ショベル、プローブ)で準備していると、後から来たスキーヤーの女性が、薄いザックを担いで登り始めました。
軽装の姿を見ると、冬山を登るというよりクロスカントリー、スノーシューハイキングのような感覚でスイスイと登頂していきます。
テレマークの便利さ、手軽さを羨ましく思いながら、板を背中に担ぎ、スノーシューをブーツに付け準備は完了。
このスノーシューはBOAが付いているので、ブーツを履いたままの着脱がしやすく気に入ってます。
ザックにショベル、プローブ、水1L、板を付けると10㎏以上となり、この重さを担いでフワフワの雪面を登っていくのでかなりの体力が必要となります。
その為、本格的なバックカントリーに行く前に足慣らしとして今回、ヤナバスキー場でトレーニング、練習をすることにしました。
先程のスキーヤーのトレースを利用させてもらい、ハイクアップ。
振り返ると夏場仕事でお世話になっている青木湖が綺麗に見えました。
新雪は20cm程度。
うっすらと誰かが滑った後のラインが残っています。
圧雪されていない旧ゲレンデ、穴や窪みがそのまま残っているので注意が必要です。
天気が良いので、ハイクアップも楽しめます。
1本目のリフト降り場。
普段何気なく使っているリフトですが、リフトだと数分でこれる距離が、自分の足で登ると数十分かかります。
登り始めて1時間30分、標高1050m地点。
駐車場が840mだったので約200m登ってきたことになります。
ここからは急斜面となり、更に上に行くか迷いましたが、登頂を断念。
登るのはここまでにして、休憩、滑る準備を行います。
映像を撮影しようとゴープロを撮り出し、マウントに付けようとネジを外していると、ネジが風に飛ばされどこかに消えていきました・・・
結局マウントに取付ができなくなり、ゴープロも使えず・・・
ネジの予備も準備していた方が良さそうです。
板をザックから外し、履いていたスノーシューとポールをザックに取付け、ゴーグルを撮り出していると、先程の先行していたスキーヤーが急斜を登り、そこから滑っていきました。
登り始めは同じぐらいだったのに、登るスピードが全く違います。
体力的な部分もありますが、やはりスノーシューでは負担も時間も大きいなと実感。
準備を終え、滑り出します。
斜度が緩く、新雪の抵抗もあり、全くスピードが出ません・・・
ターンをすると減速してしまうので、ほぼチョッカリでスピードを落とさず滑り終えます。
登りは90分、滑るのは5分。
ターンを楽しむ余裕も無く、駐車場に到着しました。
斜度が緩いので新雪を楽しむというよりは、自然の中でスノーシューを楽しむ人、シーズン前のトレーニングしたい人には最適なコースだと思います。
滑り出す時に、更に3人目の方がスキーで登ってきました。
気軽にハイクアップできる為?かどうかわかりませんが、閉鎖されたスキー場にも意外に利用者がいることが驚きでした。