夏季はスキー場を離れて、農業の手伝いをしたり、青木湖でSUP、ホタル観賞ツアーのガイドをしています。
長野県大町市にある青木湖は、キャンプはもちろん、SUP、カヤック、カヌー、釣りなど様々なアクティビティが体験できますが、ホタルの名所でもあります。
最近SUPのガイドをしていて、広瀬すずが落ちたのはどの桟橋ですか?と聞かれる事が多く、調べてみると、流浪の月のロケ地だということを知りました・・・
透明度が高く、水も綺麗な青木湖。
青木湖は外周が6km程ですが、ホタルの生息エリアが2カ所あります。
そのホタルの生息エリアは崖や急峻な所にあり、周辺道路や森の中から行くことが難しい場所にあります。
そのため、青木湖からボートなどを使って湖面からホタルを見に行きます。
周辺のキャンプ場やアクティビティ会社では、ホタルを見に行くツアーなどを行っており、私もそこでお客さんをカヌーに乗せてホタルを見に行くガイドをしています。
青木湖のホタルは、7月中旬から8月中旬ぐらいまで、時期によってはそれ以降も飛んでおり、昨年は9月中旬までホタルを見ることができました。
湖周辺にはキャンプをしている人の灯りや焚火しかなく、真っ暗な青木湖の中をホタルがいるポイントを目指して進んでいきます。
ポイントに近づいていくとうっすら光の線が見え始め、一匹、二匹とホタルが近寄ってきて、多い時は周辺が明るくなるくらい、数百匹のホタルが光を放ちます。
都会から来たお客様で初めてホタルを見た方は、数匹飛んでいるだけでも感動されていますが、数百匹のホタルの光を見ると毎回ガイドをしていても気持ちが揺さぶられます。
既存のツアーは大きなカヌーに乗り、みんなで漕いでポイントまで向かうのですが、今年度、それをSUPに乗ってホタルを見に行くという企画を弊社で提案した所、許可を頂けたので具体的に動き出しました。
- 19:30~20:30(仮)
- レンタル込み(ライフジャケット、SUP、パドル)
- ガイド付き
- 料金 1人¥4,000
- 最少催行人数 2人~
期間は7月中旬から8月中旬の1か月、ホタルの状況により延長を考えています。
夜の青木湖をSUPに乗り、自分で漕いでホタル生息地まで移動、ホタルを鑑賞し戻ってくる。
真っ暗な湖面の中をSUPで漕ぐ、浮いているのはけっこう怖いと思います。
周辺に光が無いので月が出ていないと本当に真っ暗になり、ガイドをしていても目を凝らさないとポイントが見えないぐらいなので、新しい体験ができると思います。
簡単には見に行けないホタルの生息地、自分で漕いで苦労してようやく見ることができるホタルは感動の強さも違います。
ツアー開始まで後一カ月、準備を進めていきたいと思います。