2023シーズンも、ウェルカム信州アクティビティ割が実施されます。対象期間は令和4年12月15日(木)~ 令和5年3月13日(月)(※12月29日~1月9日は除外)。
リフト券、体験、アクティビティが対象で、最大50%OFFとなります。
割引内容
- 平日割 平日限定 25%OFF 最大¥5,000/回
- 滞在割 リフト2・3日券 50%OFF 最大¥10,000/枚
- ファミリー割 小中学生 50%OFF
スキー場での平日リフト券、週末連泊時のリフト券が25%~50%OFFとなります。
小中学生がいる場合、家族分のリフト券購入も割引対象となります。
県内在住者は50%OFF、それ以外は25%OFF、子供1人につき家族2名分までが対象です。
販売サイトは昨シーズン同様、じゃらん、アソビュー、アクティビティジャパン等。
昨シーズンもウェルカム信州アクティビティ割が実施されましたが、私もスキー場のリフト券購入時に利用しましたし、周りのスキー場スタッフにも利用者が多かったです。
昨シーズンは、リフト1日券の割引率が50%だったのですが、今シーズンは25%OFF(2・3日券のみ50%OFF)となり、割引額が減りました。
アクティビティ割を利用すると、各スキー場が秋ぐらいから売り出している早割券(割引率30%台が多い)よりも割引率が高くなる為、アクティビティ割を利用した方が安く購入できます。
その為、アクティビティ割が実施されることを見越して(期待を込めて)、早割券の購入をしないという人が周りにもいましたが、割引率が25%では早割券とあまり差がなくなってしまいます。
長野県の施策の為、思惑としては閑散期・平日の利用者増加と、週末連泊してお金を落として欲しいという事だと思うのですが・・・
マウンテンハーバーでも有名な、岩岳マウンテンリゾートの和田社長は、安易な割引は避けて、適正価格で販売するべきだと著書の中にも書かれています。
「安売り競争」が日本の観光地をダメにする根因だ スキー場に「価格2倍のVIP券」を導入した深い訳 - 記事詳細|Infoseekニュース
過去に鉄道系グループのスキー場に勤務していた頃、価格に見合ったサービスを提供することで、安易な安売りはしないというのが会社の方針でした。
個客よりもファミリー、日帰り客よりも宿泊客というように、ターゲットとしている客層に対してスキー場、ホテルを含めてどう集客していくのか?
その為のテレビCM、CMに合わせた曲・アーティストも毎年リニューアルして作成していました。
各広告代理店のプレゼンを聞き、コンセプトに合うCMを選び、パンフレットを作製、スポーツ店を回り、販売系イベントにブースを出店、オープンを迎えます。
そういった準備をしながら集客に努めていましたが、一方で価格を下げて低価格を打ち出すスキー場もあります。
その代表例といえるのが、関西・中部地方をメインとしている、経営状況の悪化したスキー場の買収・売却を繰り返す某運営会社は、系列のスキー場全てを滑ることができるシーズン券を5万円代で販売しています。
運営会社の経営方針により、付加価値・高いサービスで客単価を上げる、スケールメリットを活かし低価格で提供する、それぞれに需要があり、自分に見合ったスキー場が選ばれているのだと思います。
安易な安売りは自分の首を絞める事になりかねない、既に首が回らなくなっているスキー場がたくさんありますが、割引以外での本質的な部分で集客することが求められているのではないかと感じます。