チンギスハーンを描いた北方謙三の歴史小説「チンギス紀」の最終巻・17巻が発売され、物語が完結しました。
「水滸伝」19巻、「楊令伝」15巻、「岳飛伝」17巻「チンギス記」17巻、シリーズを合わせると計68巻となります。
北方謙三が好きな私は「ブラディ・ドール」18巻、「三国志」13巻、「楊家将」上下巻、「血涙 新楊家将」上下巻、「史記」7巻なども読んでいるので、100冊以上読みました。
特に「水滸伝」~「岳飛伝」の三部作が好きで、先月に全51巻・4周目を読み終わり、「チンギス紀」の3周目を第1巻から読み始めた所です。
北方謙三の歴史小説は中毒性が高く、何度も読み返したくなる内容(物語が長すぎて内容を忘れてしまう・・・)で、毎日読み進めています。
読みたい本が見つからないという人には是非読んでみてほしい歴史小説です。
「水滸伝」、「楊令伝」、「岳飛伝」の三部作と「チンギス記」は物語としては繋がりはないのですが、物語の中心人物「楊令」の血・子孫が三部作から引き継がれています。
ネタばれとなってしまいますが、チンギスハーン(本作中ではチンギスカン)が楊令の孫という設定です。
モンゴルの中でも小さな部族の長であるテムジン(チンギスカン)。
親友でもあるジャムカと袂を分かち、部族争いを制して徐々に勢力を拡大し、隣国を平定し一代で超巨大な国を作るまでを描いた物語。
親友のジャムカを倒し、最後はジャムカの息子と戦い、チンギスカンの死とともに物語は終わります。
その後国がどうなったのか?
誰が後を引き継ぐのか?
といった物語のその後には一切触れていない所が北方謙三っぽいなと感じました。
チンギスカンのその後の続編が出るのか?
全く違う内容の新しいシリーズが出るのか?
北方権三の新刊を待ちたいと思います。