タクシーを拾おうと手を挙げてもつかまらない、行先を告げると断られる、メーター不使用で300バーツ(数十バーツ程度の距離)とふっかけられる・・・
今回バンコクへ行って、流しのタクシーを利用しようとしましたが上記のような感じで結局一度も利用しませんでした。
その代わりに利用したのが、タクシー配車アプリのGrab(グラブ)です。
使ってみたら超便利!
3週間の滞在で結局タクシーは全てこのアプリで利用しました。
今回は、Grabの使い方、メリットについてご紹介します。
Grab
2012年・マレーシア発の配車アプリ、東南アジア8か国で利用できます。
目的地を入力すると周辺のドライバーを探してマッチング、タクシー・バイクを呼ぶことができます。
配車だけでなくフードデリバリー、荷物の配送、買物代行なども行えます。
登録方法
アプリをダウンロードして登録、携帯番号を入力(頭の0を省いて国番号をプラス)しSMS認証行います。
キャッシュレス決済(便利)はクレジットカードの登録が必要となりますが、その場合、日本ではできないので現地での登録が必要です。
使い方
アプリはオンラインで使用するので、ネットが接続できる環境が必要です。
ahamoなら日本と同じように(残りのGBをそのまま)タイでもスマホが使えるので便利でした。
※海外で15日以上たつと制限がかかり低速での利用のみとなります
アプリを起動
「Transport」をタップ
「Where to?」で目的地を入力
地図上で検索するより、あらかじめGooglemapを開き、行先の住所をコピーし貼り付ける方が簡単だと思います。
行先が決まったら、迎えに来てもらう住所を確定させます。
青いピンで迎車場所、現在地を地図で選択。
「Confirm Pick-Up」をタップ
「行先」と「現在地」が決まり、車の種類を選びます。
タクシーの他、個人ドライバー、女性ドライバー、バイク、高級車、SUVなど複数の候補が表示されるので、その中から選択します。
行先までの時間と距離、車種別の料金、迎車までの時間が表示されます。
「Just Grab」はタクシー/ 個人ドライバーの中で一番早く来られる車なので、利用する機会が多いと思います。
- Grab Taxi:メーター制タクシー
- Grab Car:一般人が運転する自家用車
- Grab Bike:バイクタクシー
- Grab Car for Ladies:女性ドライバー指定
画像の一番下にある、「Grab Taxi」はメーター制タクシーです。
この場合概算料金は176~261バーツとなり、現地に到着して料金が確定します。
車種と料金が決まったら、「Book GrabTaxi」をタップ。
アプリがドライバーを探し、マッチングするとドライバーの顔写真、評価、車種、ナンバー、現在地が表示されます。
現在地に向けてタクシーが移動している時、キャンセルすることもできますし、逆にキャンセルされる場合もあります。
バンコク市内でも市街地から離れた場所などはドライバーがつかまらずマッチングに時間がかかる時もあります。
また、こちらに向かっているのに途中でキャンセルされた事もあったので、到着するまでは定期的に地図を確認した方がいいと思います。
ドライバーからはチャットや電話がかかってくることもあります。
実際電話がかかってきたのですが、タイ語で話されるので意味はわかりませんが到着したというニュアンスだけは伝わってきました。
到着するとアプリからメッセージが届きます。
ナンバーを確認し、車に乗り込みます。
※ホテル前でタクシー待ちしていると、タクシーが来てこっちを呼ぶのでナンバーを見ると全く違う番号・・・
あやうく別のタクシーに乗ってしまうという事がありました。しっかりナンバーを確認する必要があります。
行先までは地図上で確認できます。
目的地に到着、今回はメータータクシーではないので、定額・車種を選んだ時に表示されていた料金(201バーツ)を支払います。
Grabのメリット
・行先の説明が不要
流しのタクシーなどは英語が通じないドライバーも多く、地図を見せたり住所を説明してもなかなか伝わりません。
また、行先を伝えた後乗車を拒否されるケースもあります。
今回もアソーク駅で3台流しのタクシーを捕まえ行先を「カオサン」と伝えると、乗車拒否されました。
一台は300バーツとふっかけてきたので、メーター料金で行ってくれと言うとこちらも乗車拒否・・・
また、ホテルで呼んでもらったタクシーに乗り、カオサンのホテルまで向かっている途中、ここで降りろと急におろされたことがありました。
ホテルの場所が正確に理解できていないのに、近くまで行けばいいだろうという感覚のドライバーもいるので、目的地に着くまで気が抜けません。
あらかじめ行先を説明する手間、乗車拒否のリスクが無いだけでもグラブを利用するメリットは大きいと感じました。
・料金が事前にわかる
タクシーの運転手は細かい紙幣を持っていないことが多いです。
100バーツ紙幣で支払った時におつりが無いといい、到着したホテルで両替し支払いをしたこともありました。
その為事前に料金がわかればあらかじめ準備することができるので便利でした。
(そもそもクレジットカードを登録しキャッシュレス対応にすればこんな手間もなくなるのですが・・・)
渋滞の激しいバンコク市内、メーターがどんどん上昇していくらになるのかわからない、遠回りを防ぐ面からも乗る前に料金が確定するのは安心です。
・愛想がよく、安全運転
流しのタクシーなどは愛想の悪いドライバーが多く、それだけでなく運転も荒い時もあります。
グラブではドライバーが数字で評価されるので、評価の低いドライバーは避けることができますし、評価を気にして対応が良いドライバーが多かったです。
Grabのデメリット
・料金が割高になる
Just Grabでタクシーをよび、乗車するとメーターを稼働させるのタクシーが多かったです。
目的地に到着し、定額の料金200バーツを支払いました。
その時稼働していたメーターを見ると、90バーツ程。
グラブを利用した料金は普通にタクシーを利用した時の2倍以上の金額でした。
グラブは混雑状況などで同じ距離でも料金が変動するのでどうしても割高にはなってしまいます。
バイクタクシー
Grabでも呼ぶことができるバイクタクシー。
タクシーが近くになく、すぐに来ることができるのがバイクしかなかったので、しかたなく利用することに。
タイには何度も来ていますが、今まで一度もバイクタクシーは利用しませんでした。
というのも、誰が使ったかわからない汚そうなヘルメットを付けるのが無理・・・
ヘルメットはどうするかと考えていると、バイクが到着。
客用のヘルメットは持っていなかったみたいで、ノーヘルでバイクの後ろに乗り込みます。
安全運転でと伝えてありますが、大通りに出ると70~80㎞でガンガン飛ばし、車の横をすり抜け、かなりの恐怖でした。
両足でバイクを挟み、持ち手をしっかり掴んでいないと急発進した場合振り落とされそうになります。
元々バイクは運転していたので感覚はわかりますが、日本からきて初めて利用する、バイクに乗る場合には注意が必要(特に女性)だと思います。
まとめ
今回タイに来るまでGrabの存在は知りませんでしたが、現地で利用している人が多く試しに使ってみたところ、めちゃくちゃ便利でそれからは全てGrabで配車、利用していました。
利用してみて一番のポイントは、「目的地を伝える必要が無い事」
街角でせっかく捕まったタクシーに行先を伝えて、断られる・・・
Googlemapで地図や住所を説明しても目的地を認識できないドライバー・・・
こういったケースを何度も経験してきましたが、Grabを使えば一切なくなります。
多少料金が割高になってもそれ以上に便利で楽なので、東南アジアに行った時はGrabを利用してみてはいかがでしょうか。