北陸新幹線の延伸区間(金沢~敦賀)の開業日が2024年3月16日に決定。
東京から福井県まで乗り換えなしで行くことができるようになり、関東方面からは遠かった福井県がより近くに。
北陸新幹線の延伸区間は約125km、所要時間は以下の通りです。
- 東京~福井:2時間51分 (36分短縮)
- 東京~敦賀:3時間8分 (50分短縮)
- 大阪~金沢:2時間9分 (22分短縮)
- 大阪~富山:2時間35分 (29分短縮)
東京から敦賀まで直通する「かがやき」「はくたか」は、1日14往復での運航となります。
会社員時代の赴任先でもある福井県。
転勤が決まった時「はずれくじ」を引いてしまったなというのが第一印象でした。
現地で暮らしてみると赴任前の評価は変わりました。
食事は美味しく、自然が豊富で海も山も近い、金沢までは車で1時間半、渋滞も少なく地味ではありますが、いい所でした。
北陸地方というと「石川県」、「金沢」というイメージが強く、両隣の「富山県」、「福井県」にはスポットライトがあたらず、認知度も低め。
「富山県」は北陸新幹線がすでに開通し、以前よりは露出が増えたと思いますが、「福井県」はメディアにも取り上げられる機会も少なく相変わらず地味なイメージのまま。
そんな福井県が赴任先となり、数年間暮らして感じた福井の良さを、少しでも紹介できたらと思います。
北陸新幹線、敦賀までの延伸により新幹線の駅が6つ新設されます。
石川県に2つ、福井県は4つとなります。
- 小松駅
- 加賀温泉駅
- 芦原温泉駅
- 福井駅
- 越前たけふ駅
- 敦賀駅
今回は、「福井駅」から車で20分の「奥越」エリアについての見所や、当時よく行っていたお店等の紹介をしたいと思います。
奥越エリア
奥越エリアとは、「勝山市」・「大野市」を総称した地域の事です。
奥越と聞いても何のことかわからないと思いますが、福井県内では普通に使われている呼び名で、福井県の東に位置し、石川県と岐阜県の隣接したエリアです。
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観光
勝山市・大野市は県の東側で山の中にある盆地というイメージです。
自然が多いエリアの為、スキー場、湖、川、キャンプ場、釣りなど、アクティビティが豊富でドライブするだけでも楽しめるエリアです。
スキー場
湖(キャンプ場、SUP、カヤック)
河川(鮎釣り)
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九頭竜川
奥越エリアには3つのスキー場がありますが、リゾート気分を味わうなら「スキーJAM勝山」、人込みを避けるなら「福井和泉スキー場」がオススメです。
158号線を岐阜方面へ走ると、「九頭竜湖」。
キャンプ、バーベキュー、SUP、カヤックなどが楽しめ、紅葉も綺麗なのでドライブにも最適です。
福井県と長野県をつなぐ「中部縦貫自動車道」が整備されていますが、2023年10月28日、「勝原IC」ー「九頭竜IC」までが開通し、大野市内から九頭竜湖まで更に行きやすくなります。
「九頭竜川」は鮎釣りで有名ですが、カヤックやSUPの体験できるスクールも開校しています。
観光スポット
観光スポットとして有名な「福井県立恐竜博物館」
2000年に開館した恐竜を中心とする地質・古生物学専門の博物館、北陸新幹線の延伸に備え、2023年7月恐竜博物館がリニューアルオープンしました。
「平泉寺白山神社」は、境内は一面に緑の美しい苔で覆われ「苔寺」とも呼ばれて、綺麗な苔に覆われた境内を見る事ができます。
新緑の時期は緑が特に綺麗ですが、雪が降った冬もオススメです。
「越前大野城」天正4年頃(1576)、織田信長より大野郡与えられた金森長近により、4年の歳月をかけて築城。
周囲を山に囲まれた大野市では発生した霧が溜まりやすく、山の上にある城がまるで雲の上に浮かんでみえる様から「天空の城 越前大野城」と呼ばれるようになりました。
「天空の城」福井県大野市で今シーズン初確認 雲海に浮かぶ越前大野城、幻想的な光景(福井新聞ONLINE) - Yahoo!ニュース
奥越グルメ
会社員時代よく通っていたお店とオススメ料理をご紹介します。
勝山市
グリル やまだ
オススメ:ソースカツ丼
福井県と言えば「ソースカツ丼」が有名ですが、このグリルやまだのソースカツ丼は特に美味しく地元の有名店です。
勝食
越前そば処 勝食 - 福井県立恐竜博物館からすぐ近くのお食事処
オススメ:カツ丼セット(玉子)
グリル山田の道を挟んで向かいにある「勝食」、カツ丼とおろし蕎麦がセットになったカツ丼セットがオススメですが、その中でも玉子カツ丼がオススメです。
のむら屋
http://www.nomuraya-fukui.com/
オススメ:ふわっとろ玉カツ丼
特徴的な玉子カツ丼で、カツの上に甘いフワフワの卵がのっており、食べたことが無い食感、味も美味しいです。
おろし蕎麦も美味く、カツ丼とおろし蕎麦のセットメニューもオススメです。
ゆかり
オススメ:から揚げ定食
大きなから揚げが名物の喫茶店「ゆかり」。下味がしっかりついた「から揚げ」は食べ応えがあり、サラリーマンにも大人気です。
予約が必要ですが、から揚げのテイクアウトも可能です。
手打ちそば八助
https://www.facebook.com/hatisuke.8/?locale=ja_JP
オススメ:おろしそば
勝山産のそば粉を使用、殻を残した挽きぐるみで打つ定番のおろし蕎麦、一枚の量は少なめです。
石挽きそば 好太郎
https://www.instagram.com/koutarou808/?hl=ja
オススメ:おろしそば
奥越産の玄蕎麦を使った蕎麦、こちらもおろし蕎麦が美味しいのでオススメです。
土日祝日のみの営業です。
大野市
田嶋屋
https://www.facebook.com/tajimaya.etizen.ono
オススメ:白身フライ定食
フワフワの白身フライとタルタルソースが絶品、地元民が通う人気の食堂です。
お食事処 しもむら
大野市でランチ|名物・醤油カツ丼発祥の店|お食事処 しもむら
オススメ:醤油カツ丼
福井の名物ソースカツ丼に対抗?して作られた醤油カツ丼発祥のお店。
そば処 福そば 本店
オススメ:ざる蕎麦
60年以上続く老舗の蕎麦屋、大野産の玄そばを使用した「ざる蕎麦」はもちろん、「おろし蕎麦」も美味しいです。
三好野
オススメ:ソースかつ丼セット
ソースカツ丼のカツは豚肉をたたいて薄く延ばして調理する所が多いですが、こちらは豚肉を重ねたミルフィーユ状のカツ、ボリュームもありガッツリ食べられます。
まとめ
福井駅から車で20分の奥越エリア、見所となる観光エリアの数は少ないですが、その分自然の中で体験できるアクティビティは豊富です。
奥越エリアは蕎麦の収穫量が多く、風味の強い「大野在来」が収穫できることから、食堂でも本格的な蕎麦が食べられます。
カツ丼+おろし蕎麦=定食・セット
「丼」に追加の「おろし蕎麦」というスタイルが福井県内では多く、蕎麦屋以外でも目にする機会が多いのが特徴です。
観光、スキー、キャンプをして、帰りに地元の食堂で食事をとる。
店舗数の割に美味しい店が多いので、この機会に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。