スノボ歴20年、パウダーの楽しさにハマり会社を退職、長野へ移住してしまった筆者がよく利用する、よく滑っていたパウダーが楽しめるスキー場を紹介していきたいと思います。
2回目の今回も長野県白馬エリアにあるスキー場、白馬岩岳スノーフィールドを紹介します。
長野県白馬村周辺には10のスキー場があり、ハクババレーとしてブランド化していますが、岩岳スキー場は白馬村の中にあり、八方尾根スキー場と栂池高原スキー場の間に位置します。
白馬村から車で5分、隣の大町市からだと35分くらいの距離です。
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白馬岩岳スノーフィールド
営業期間:2021年12月17日(金)ー3月27日(日)
リフト券:大人 ¥4,600
小人 ¥2,800
シーズン券情報はこちら ↓
コースマップ
白馬岩岳スノーフィールド 3つのポイント
- 非圧雪コースが多く、平日は空いている
- 谷や壁が楽しい起伏に富んだゲレンデ
- 北アルプスの絶景が見られる
メインコースの真ん中には圧雪が入りますが、それ以外の部分は新雪を残してくれているのでパウダーを楽しむ事できます。
完全に非圧雪のコースも多く、ツリーランができるエリアも豊富です。
起伏に富んだ地形が多く、落ち込みで軽く飛んでみたり、コース全体がハーフパイプのような谷になっていたり、大きな壁が続いていたりと、パウダー+フリーラン的要素もあり、いろんな楽しみ方ができるゲレンデです。
ゲレンデの至る所から北アルプスの綺麗な景色を見る事ができ、特にマウンテンハーバーからの景色は絶景です。
最近では、板を持っていない普通の格好をしたお客さんがゴンドラで上がってくることも多く、スキー場=滑るための場所という概念を覆す取り組み(会社方針)がハッキリしているスキー場だと感じます。
お薦めコース
- VIEW A
- SONEZAWA
- 沢
VIEW A
800m、平均斜度19度、最大斜度24度
降雪が無いとクローズしている事も多く(圧雪されない為、ガタガタのまま凍っており危険、滑っても面白くない)、パウダーが積もったら最高のゲレンデと化します。
4つの大きな山がある為天然のハーフパイプ形状となり、左右の壁を上り下りしながら地形で遊ぶことができ、起伏のある斜面でパウダーを楽しむ事ができます。
コース右側部分からはVIEWBに抜けることができ、ツリーランも楽しめます。
コース左側部分の壁を勢いをつけて登り、そこから一気にリフト乗り場まで滑り終えるとパウダーの浮遊感を感じながら長い距離を滑る事ができます。
このコースは雪が降れば最高のゲレンデとなりますが、降雪が無いとガタガタのカリカリでスキーならともかく、スノボでは降りる事もしんどい様なハードコースになるのでコンデションのいい日に滑る事がポイントです。
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SONEZAWA
300m、平均斜度22度、最大斜度26度
コースの長さが300mと短いですが、このコースに至る頂上からパウダーを滑ることができるので、実際はもっと長く滑る事が出来ます。
このコースは完全非圧雪となる為、降雪時には一面ノートラックとなります。
降雪量が少ないと板が底辺りしてターンがしづらくなりますが、30cm程度降れば影響を受けず、気持ちのいいスプレーをあげる事ができます。
沢リフトの下を通るのでリフト乗車中の視線が集まり、見られたい・目立ちたい方には特にお薦めのコースです。
上から滑ってきてリフト下を通過し、右側に進むと「SONEZAWA」ですが、そのまま直進すると、「DANGAN」というこちらも非圧雪のパウダーコースに進む事もできます。
斜度がきつくなりますが、コース左側の崖にもパウダーが残っていることが多く、「SONEZAWA」に人が集まっている時はこちらを優先してもいいと思います。
左側の崖方面は、滑りすぎて高度を落としてしまうと自力でコースに戻れなくなるので、注意が必要です。
沢
980m 平均斜度10度、最大斜度15度
ゴンドラを降りて沢コースに向かう途中の左側斜面には非圧雪のノートラックバーンが広がっています。(ロープで規制されてる場合は滑走できませんが・・・)
ここは吹き溜まりで雪が積もりやすい場所なので、沢コースに向けて滑り降りると気持ちのいいパウダーを楽しむ事ができます。
(逆に画像左方面は風の通り道で雪が飛んでおり、アイスバーン化してガリガリになっている事も多いので注意が必要です)
沢コースに合流して右側の壁も非圧雪エリア、パウダーが残されています。
(コース下から見ると左側の山の壁部分)
この山の上から滑る場合は、「サニーバレー」から「HIKAGE」へ抜けていくと滑る事ができます。
数年前までは「HIKAGE」コースにリフトが動いていたのですが、今は稼働していない為、たどり着くまでは平坦な斜面を進んでいかなければなりません。(スノボは歩く必要も)
沢コースは壁や落ち込みがある起伏に富んだコースなので、パウダー以外にもフリーランが楽しく、圧雪されたコース真ん中はカービングターンも気持ちよく滑る事ができます。
岩岳スキー場はゲレンデから北アルプスの絶景が見られるとご紹介しましたが、一番のお薦めスポットは、空中に浮かぶように作られたカフェ「マウンテンハーバー」からの景色です。
ゴンドラを降り5線サウスリフト方面へ、林の中を進みます。
下は「VIEW A」コースの入口付近、コースの上にマウンテンハーバーがせり出すように作られています。
マウンテンビューのオープンテラスで、北アルプス、白馬三山を正面に見る事ができます。
テラス席が込み合っていても階段状の段差があるので、そこに座ることもできます。
ゲレンデのコンデションが良くなくても、天気がいい日はこの景色を見る為だけにスキー場に来る事もあるぐらい、本当に気持ちのいい景色を眺める事ができます。
まとめ
長野県へ移住してからホームゲレンデとして3シーズン滑っています。
今シーズンもシーズン券を購入しお世話になる予定ですが、本当に素晴らしいスキー場の一つです。
白馬エリアでは比較的マイナーなスキー場なので、白馬に篭っているスタッフも行ったことが無いという人もたくさんいますが、穴場のスキー場です。
その為、パウダー競争率もそれ程高くないので、ゴンドラ開始前に並びさえすればパウダーにはありつけます。
朝一はパウダーを楽しみ、食い尽くされたらカービングやフリーランを楽しみ、最後は北アルプスの絶景を見るという、いくつもの楽しみ方ができ、滑らない家族も楽しむ事が出来ると思います。
白馬岩岳スノーフィールドはゲレンデが楽しいうえに絶景が見られるというリフト料金以上の価値があり、いろいろな楽しみ方ができるオススメのスキー場です。