2022シーズンは営業を停止していた白馬さのさかスキー場、新しい運営会社が決まり2023シーズンは営業に向けて動き出したようです。
追記 2022年11月26日
2022年9月17日毎日新聞に記事が掲載されましたので、再OPENは間違いないと思われます。
譲渡先は株式会社プラネットという不動産開発会社です。
HPには、さのさかスキー場に関する内容がUPされていますが、詳細についての説明はありません・・・
※11月23日 追記
12月末オープン予定 との情報が追記されています
HPには、こちらも営業を休止しているヤナバスキー場も掲載されています。
「日本初プライベートスキークラブ」と記載があり、会員制のスキー場?の運営を目指しているのでしょうか・・・
前運営会社の株式会社 ブルーキャピタルマネジメントも異業種からのスキー場運営で結果が出ずに撤退しました。
今回も不動産開発会社という異業種からのスキー場運営となります。
スキー場に就職し運営に携わっていた経験から、スキー場の運営経験が無い異業種からの参戦はかなりハードルが高いように感じます。
というのも、スキー場を運営するには莫大なお金がかかります。
私のいたスキー場では当時季節従業員(篭りのスタッフ)を200名募集して運営していました。
- 時給1,000円×8時間×22日=176,000/月
- 176,000円×3.5カ月(12月中旬~3月末)=616,000円/シーズン
- 616,000円×200人=123,200,000円
給与だけでも200名の季節従業員を1シーズン雇用する場合、1億円以上必要となります。
往復の赴任交通費やスタッフ寮の運営、制服や貸出備品の購入など、費用は更に掛かります。
ゲレンデを整備する圧雪車も当時で1台5,000万円以上するなど、スキー場のランニングコストは非常に大きく負担となります。
3月に春一番が吹き荒れ、スキー場が運休となると売上は0ですが、費用は同じだけかかります。
複数のスキー場やゴルフ場、ホテルなどを運営する母体があったため、シーズン中に赤字となってもスキー場の運営を続けていくことができましたが、単体で運営するには余程資金に余裕がないと行き詰ります。
どのくらいの規模で運営するかにもよりますが、不動産開発会社が単体でスキー場を運営できるのか?
懐疑的な目で見てしまいますが、2023シーズンの営業再開を待ちたいと思います。