BURTON CUSTOM Xには「CAMBER」と 「FLYING V」の2つのモデルがあります。
現在CUSTOM Xのキャンバーモデルに乗っていますが、FV(FLYING V)への乗り換えを考えています。
そこで、今回はキャンバーとFVの違いや特徴についてご紹介します。
キャンバーとFV、大きな違いは板の底の形状がキャンバーかダブルキャンバーかの違いです。
CAMBER
※BURTON公式HPより引用
FLYING V
キャンバーとFVの画像を見比べると、キャンバーは板の真ん中が浮いていますが、FVは板の真ん中が沈み、その前後が浮いているのがわかると思います。
CAMBER
FLYING V
図でみるとよりわかりやすいと思います。
シェイプはキャンバー・FVともに共通の形状です。
CAMBER
FLYING V
BURTON独特の解説は毎回理解するのが難しいのですが、それぞれの板の特徴を活かした目的別に分けると、この様になるのではないかと思います。
- キャンバー:ピステン、カービング、パーク、キッカー
- FV:不整地、壁、パウダー、ツリーラン、フリーラン、グラトリ
CAMBER
FLYING V
キャンバーに比べるとFVのサイズラインナップは少な目です。
私は165㎝、70kgの体形ですが、カスタムエックス・キャンバーの156に乗っています。体重が重めなので長めの156に乗っていますが、154、150の短い方がツリーランをする際には滑りやすいだろうなと感じています・・・
BURTON CUSTOM Xは10年以上使っており、乗り換えながら3本目になりますが、全てキャンバーモデルです。
カービング、パウダー、フリーランをメインで滑っていたのでより硬い板を求めてT6→カスタム→カスタムエックスにたどり着き、そのまま10年以上使い続けています。
FVのダブルキャンバーだと、ターンする時や高速時の安定感が損なわれ、板のバタつきも抑えられないのではないかというイメージから選択肢には入っていなかったのですが、様々なレビューを見ているうちに、印象が変化しました。
2月に八方尾根から押出沢へバックカントリーに行った際、積もった新雪と風で吹き飛ばされた不整地のアイスバーンが入り乱れた斜面を滑りました。
4月には扇沢駅からハイクして、針の木岳へバックカントリーにも行きましたが、ザクザク雪と日の当たりどころによっては凍結している所が入り交ざった荒れた斜面が多く、カスタムエックスのキャンバーでは滑りづらさを感じていました。
硬い板のため、不整地や凍ったデコボコがあるとショックを吸収できずに板が反発してしまい、それを抑えるために体力を使ってしまいます。
そこで不整地にも強く、パウダーも滑れて、カービングもできる硬い板がないか探していた所、FVが適しているのではないかと感じ、今回調べるきっかけとなりました。
2023シーズンはバックカントリーをメインに滑ろうと考えているので、次の板はCUSTOM Xには「FLYING V」でバックカントリーに行きたいと思います。