2021シーズン、「白馬岩岳スノーフィールド」のシーズン券を購入しました。シーズン半ばとなり、購入してどのくらいお得だったのか?メリット等について検証します。
白馬岩岳スノーフィールド シーズン券 概要
料金 早割・大人ローカル(長野県民)
¥31,800
購入特典
- 岩岳の湯 無料
- リフト・レンタル 50%OFF券・2枚
- コーヒー 無料
- レストランメニュー 10%OFF券 ¥500券・5枚
- レンタル料金 20%OFF券
- リフト ¥500OFF・レンタル 10%OFF券
- 提携ガソリンスタンド 会員価格割引
- 2021グリーンシーズン ゴンドラ乗車割引
- スキー場リフト券 50%OFF券(ベイルリゾート所有施設)
検証
リフト券
まず、リフト券から検証していきたいと思います。
- リフト1日券 ¥4,600
- オンライン購入 1日券 ¥4,180
通常のリフト1日券であれば、¥31,800を¥4,600で割ると 約7回で元が取れる計算になり、8回以上滑る方にはお得になります。
同様にオンライン購入の場合は、8回滑れば元が取れる計算になります。
長野県民以外、早割シーズン券料金¥34,000の場合
オンライン購入:9回目以降お得になります。
2月15日時点、岩岳で16回滑っているので、
- ¥4,600×16=¥73,600 シーズン券¥31,800 差引¥41,800
- ¥4,180×16=¥66,880 シーズン券¥31,800 差引¥35,080
割安のオンライン購入券でも現時点で 3万5千円安くなる計算です。
購入特典
続いて購入特典について順を追って検証します。
1.岩岳の湯(¥600) 無料
未利用
2.リフト・レンタル 50%OFF券・2枚
リフト券 50%OFF券
1枚につき1名での利用になり、最大2名分の割引となります。
条件として、シーズン券購入者の同伴が必要となるので、一緒に滑る場合でしか利用できない点(譲渡できない)がデメリットだと思います。
レンタル 50%OFF券
1枚につき1名での利用になり、最大2名分の割引となります。
利用店舗は、ゴンドラ横にあるスパイシー岩岳店が対象です。
こちらは同伴者が不要の為、他人に譲渡可能です。
3.コーヒー 無料
ゴンドラ山麓駅内ラウンジにて、コーヒー・ココアが無料で利用できます。
今シーズン、岩岳の頂上にあるレストランでは、自販機が撤去されホットコーヒーが飲めなくなりました。(冷たい商品・ビールのみ)
温かい飲み物を飲むには、レストランの¥455のコーヒーを飲むしか選択肢がありません。レストランの売上単価を上げる為?なのだろうとは思いますが、顧客満足度はかなり下がると思います。
今シーズンは特に天候が悪い日が多く、吹雪いている中温まろうにも気軽に缶コーヒーが買えないレストラン・・・
顧客の立場からすると、スキー場でHOTの自販機が買えないのはありえない気がしますが・・・
そういった事もあり、下山時にここで無料のコーヒーを飲みながらブーツの紐を緩めることができるのでありがたいサービスではあります。
4.レストランメニュー 10%OFF券 ¥500券・5枚
対象は頂上にあるスカイアークのみとなりますが、¥500券が5枚あるので、¥2,500分の食事が付いてきます。
食事券を差し引くと、シーズン券は実質¥29,300になります。
5.レンタル料金 20%OFF券
6.リフト ¥500OFF・レンタル 10%OFF券
未利用
7.提携ガソリンスタンド 会員価格割引
- JA大北 パノラマロードときわSS
- JA大北 アルペンロード神城SS
- JA大北 白馬アルプスSS
上記GSにて2021年3月31日迄使える割引券 ガソリン・軽油が¥3安くなります。
8.2021グリーンシーズン ゴンドラ乗車割引
未利用
9.スキー場リフト券 50%OFF券(ベイルリゾート所有・運営施設)
未利用
ベイルリゾート所有・運営施設と記載があるだけで、公式HPを見てもスキー場施設名の記載がありません。
記載も無く、どこで使えるかも不明な事を特典として載せている事に疑問を感じます。
まとめ
9つの特典が記載されていますが、実質使えるのは、
1.岩岳の湯(¥600) 無料
2.リフト・レンタル 50%OFF券・2枚
3.コーヒー 無料
4.レストランメニュー 10%OFF券 ¥500券・5枚
7.提携ガソリンスタンド 会員価格割引
5点、半分程度だと感じました。
シーズン中8回以上滑走を予定している人は、シーズン券購入がオススメです。
年末年始・連休で4日、毎週日曜のみ滑走した場合、
- 年末年始・連休 4
- 1月 4
- 2月 4
- 3月 4
計16日滑る事ができるので、週一で利用するケースでも十分元は取れる計算になります。
反対に、デメリット・残念な点について、岩岳スノーフィールドは全体的にサービスレベル・顧客に対しての意識が低いように感じます。
例えばシーズン券を受け取る際のスタッフの対応。
特典の説明もせず、シーズン券と割引クーポンを手渡すだけ、⑦の提携先GSについて質問しても内容を把握しておらず、店舗で聞いて下さいとのこと。
営業体制に関して。
スタッフがコロナに感染し営業を縮小していた期間や、ノースゲレンデの閉鎖、3番ノース、パラダイストリプル、らいペアリフトの運休、土日だけの中央高速リフトの稼働など、シーズンを通して営業を縮小して運営しており、シーズン前と状況が違っている点。(コロナの影響、緊急事態宣言もありしょうがない部分もありますが)
先程の自販機HOT問題。
詳細が不明のままの、シーズン券購入特典。
無料コーヒーカップ手渡し問題。
詳しくはこちらの記事で ↓
ホームゲレンデとしてシーズン券を購入しているからこそ、元スキー場職員として気になる事、思う事がたくさんあり、細かな点についても書かせていただきました。
起伏に富んだ地形のゲレンデやコース、パウダーが楽しめる圧雪範囲、眺望がすばらしいマウンテンハーバーなど、滑っていてとても楽しいスキー場。
勤務先のスキー場スタッフの中でも面白いと評価の高いスキー場であるからこそ、顧客目線に立ち返り、全体的なサービスレベルの向上を期待したいと思います。